日本酒の種類について知ろう!
その他
2020.07.07
みなさんこんにちは、加藤です。
最近日本酒に興味があるけど、種類がたくさんあってどれを選べばいいかわからない。
日本酒は好きだけど、正直種類についてはよくわからない。
居酒屋で美味しい日本酒に出会ったけど、それが何だったのかよくわからない。
そんな方のために、今回は日本酒の特定名称酒について紹介していきます。
日本酒は大きく「特定名称酒以外」と「特定名称酒」の2つに分類されます。
特定名称酒以外の日本酒は、一般的に「普通酒」と呼ばれています。
普通酒は、原料や精米歩合に決まりがなく、比較的リーズナブルな価格帯のため晩酌酒として楽しむ方が多いお酒です。
特定名称酒とは、原料や精米歩合などの要件を満たす日本酒に「特定の名称」が与えられています。
特定名称酒は原料・製造方法の違いによって
・純米大吟醸
・純米吟醸
・特別純米
・純米
・大吟醸
・吟醸
・特別本醸造
・本醸造
以上の「8種類」に分類されます。
8種類もあると多いと感じるかもしれませんが、ポイントは2つだけです。
まず1つ目のポイントは「純米酒」かどうかです。
純米酒は米、米麹、水だけで造られた日本酒です。
純米酒は、醸造アルコールが添加されていない、純粋にお米だけを原料にした日本酒です。
米だけで造っているからこそ、米本来の旨味、ふくよかなお米の香りが楽しめます。
それに対して、大吟醸酒・吟醸酒・特別本醸造酒・本醸造酒は、「醸造アルコール」を添加しています。
「醸造アルコール」「アルコール添加」という言葉にあまり良くないイメージを持っている方もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
醸造アルコールを少し入れることで、香りがより華やかになるなど、味わいの調節をすることができるのです。
アルコール添加は、味や香りのバランスを整えるための技術といえます。
2つ目のポイントは「米をどれぐらい削っているか」です。
どれぐらい削っているかによって以下のように細かく分類されていきます。
・「純米大吟醸」「大吟醸」は精米歩合50%以下
・「純米吟醸」「吟醸」は精米歩合60%以下
・「本醸造酒」は精米歩合70%以下
・「純米酒」は精米歩合の規定なし
精米歩合に関しては以前の記事にて紹介していますので、
詳しくはそちらを参照してください。
例えば、精米歩合55%で、醸造アルコールを添加していないものであれば、
「純米吟醸酒」ということになりますね。
さらに掘り下げていくと、色々と細かいことはありますが、
まずは「特定名称酒」を押さえておけばいいかと思います。
ポイントは「純米酒」かどうか、「米をどれぐらい削っているか」の2つです。
これであなたも日本酒通への第一歩を踏み出しましたね!!
少しでも日本酒選びの参考にしていただければ幸いです。