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精米歩合とは?

その他 2020.06.16

みなさんこんにちは、加藤です。

精米歩合ってみなさんご存知ですか?
日本酒好きな方なら知っていると思います。

今日はそんな精米歩合について書いていこうと思います。

精米歩合の定義は「白米のその玄米に対する重量の割合」
ということになるのですが、これだと何のことだかよく分かりませんね。

例えば、精米歩合40%の米の場合、周りの60%を磨いて中心部分の40%が残った。
ということになります。

図1

飯米は精米歩合90%程度ですが、一般的な日本酒だと精米歩合70%前後、
高価な大吟醸クラスでは精米歩合50%以下とたくさん削っていることが分かります。

では、なぜたくさん削るのか?

それは米の表層部分にはたんぱく質や脂質といった酒の雑味につながる成分が多くあるので、
それらを取り除くためです。
それにより雑味が少なくスッキリしたキレイな日本酒が出来上がります。
また、発酵の段階で酵母への栄養分を少なくし酵母を飢餓状態にすると、
日本酒特有の吟醸香を出します。
精米歩合の低い日本酒がフルーティーな香りがするのはこのためだったんですね。

精米歩合が高くても、米の旨みを引き出した美味しい日本酒はたくさんありますので、
精米歩合が低ければ良いとは一概には言えませんが、

「精米歩合の違いによる味の違い」
を意識してみるだけでも日本酒の楽しみ方が広がってくるのではないでしょうか?